プロフィール

混声「調」の紹介

電気通信大学グリークラブと東京女子大学コール・コンセンティオのOB・OGによって1990年に結成された混声合唱団で、団名はグリークラブがあった“調布”とコンセンティオの意味である“調和”に共通する一字をとって「調(しらべ)」としました。現在は他の合唱団メンバーも合流し、2010年から指揮者の吉川貴洋先生にご指導していただいています。杉並区コーラス連盟に加盟。

新型コロナウイルス感染症により2020年3月より第2土曜日の対面練習を中止せざるを得なくなりましたが、5月よりZOOMを使ったオンライン練習を第2土曜日と第4土曜日の月2回ペースで開始するなど、団員の高齢化が進んでいる割には機動性に富んだ活動を行っています。そして1年半後の2021年10月から感染対策を行いながら第2土曜日の対面練習を再開し、第4土曜日は音取り、予習、復習などを行う自主練習の場として現在もオンライン練習を継続しています。

これまでの演奏会では、フォーレ:レクイエム、ラター:Anthem Collection(讃美歌集)、無伴奏混声合唱による日本名歌集「ノスタルジア」、混声合唱組曲「水のいのち」、フォーレ:ラシーヌ讃歌、混声合唱とピアノのための「花に寄せて」、混声合唱組曲「旅」などに取り組んできました。

練習は月1回(第2土曜日の午後)で、自前の演奏会は不定期開催ですが、毎年杉並区コーラス連盟主催のサマー・コンサート、または秋の総合文化祭コーラス大会に出演しています。練習会場は東中野駅近くの桜山キリストの教会礼拝堂で、コロナ禍以前は、練習後に教会の中でコーヒーとお菓子をいただきながら暫し歓談するなどアットホームな雰囲気の中、毎月の楽しい練習を締めくくっていたのですが、コロナ禍の余波で残念ながら現在は休止中です。

最近の練習曲 ・混声合唱組曲『心の四季』(全曲)
・All things bright and beautiful[Rutter]
・For the beauty of the earth[Rutter]
・I will sing with the spirit[Rutter]
・Go forth into the world in peace[Rutter]
・A Clare Benediction[Rutter]
・The Lord bless you and keep you[Rutter]
・The peace of God[Rutter]
・The Music’s Always There With You[Rutter]
・O Danny boy[Chilcott]
・ラシーヌ讃歌[Fauré]
・瑠璃色の地球[松本隆・作詞/平井夏美・作曲/源田俊一郎・編曲]
・群青[福島県南相馬市立小高中学校 平成24年度卒業生・作詞/小田美樹・作曲/信長貴富・編曲]

指導者の紹介

指揮者

吉川 貴洋 Takahiro Yoshikawa <Conductor>
吉川貴洋 慶應義塾大学理工学部卒業。同大学大学院理工学研究科修了。2003年まで松下電器産業株式会社(現、パナソニック株式会社)に勤務した後、指揮者として活動を始める。7歳からビクター少年合唱隊に入隊し、ソルフェージュ、発声の基礎を学ぶ。10歳の時、東京室内歌劇場・オペラ『アマールと夜の訪問者』(栗山昌良演出)のアマール役として出演。大学在籍中は慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団に所属し、学生指揮者を務める。以降20年にわたり畑中良輔氏の下で研鑽を積み、慶應義塾ワグネル・ソサイエティー男声合唱団、同OB合唱団等を指揮し好評を得る。2003年から藤沢男声合唱団で畑中良輔氏のアシスタントとして発声指導や音楽作りを一任される。現在は混声「調」以外に藤沢男声合唱団、伊藤忠社友会コール青山、混声合唱団水曜会、クール・マチュール、混声合唱団みなとみらいLaRa、女声合唱団湘南の風の音楽監督、常任指揮者を務める他、フィルハーモニッシャー・コールなど多くの団体の指揮、指導を行っている。その指導法は発声の基本を軸に豊かなハーモニーを目指し、曲本来の魅力を引き出すものとして各団体から大いに支持されている。オペラやオーケストラ伴奏の合唱曲の経験も豊富で、これまでに『魔笛』『オテッロ』『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』『メリー・ウィドウ』『第九』『ドイツ・レクイエム』『復活』『カルミナ・ブラーナ』他多数の合唱指揮を務める。楽曲の的確な把握に基づき合唱団をより良い演奏へと導くその手腕には定評がある。指揮法を北村協一氏に師事。近年は歌手としても活動し、その歌唱力も高く評価されている。

ピアニスト

植木 園子 Sonoko Ueki <Pianist>
植木園子 東京藝術大学別科ピアノ専攻修了。武蔵野音楽大学ピアノ科卒業、同大学院音楽研究科修了。井上和子、谷康子、徳川愛子、ルイ.・ヒルトブラウン、ジョン・ダムガード、リューバ・エンチェバの各氏に師事。ザルツブルク インターナショナルウィンターアカデミー受講、ミラベル宮殿にて演奏。東京 静岡にて リサイタル、ジョイントリサイタルを開催。尚美高等音楽院に勤務のあと 現在まで ソロ、及び声楽、弦楽、合唱とのアンサンブルの活動をしている。2015年から指揮者の田部井剛氏と毎年開催している2台ピアノのコンサートでは、交響曲の2台ピアノ版を中心にプログラムを組み、バリトンの青山貴氏、ヴァイオリンの鈴木舞さんと共演。混声「調」の他、声楽家グループ「コンセール・プティ」、女声合唱団「ネオパウロウニア」、男声カルテット「i-café singers」のピアノ伴奏も続けている。